ユスリ蚊の問題について一般質問

平成16年6月議会において、大柏地区の市民の方々から要望のありましたユスリ蚊の問題について一般質問させていただきました。

しかしながら、一向に改善されないため、河川管理者である千葉県真間川改修事務所長様に地域の代表者と共に伺いました。

以下が6月定例会での質問内容です。

第一の真間川・大柏川流域における衛生環境問題について(1)と致しまして水質の浄化についてお尋ね致します。

大柏川の水質汚濁は、以前から環境問題とされてきておりました。そこで、河川環境整備の国庫補助事業のひとつとして、国と千葉県が2分の1ずつ費用負担した総事業費34億4千700万円、事業期間が平成7年度から16年度の合計9年間に及ぶ大事業として、大柏川浄化施設が柏井町に建設されました。

そこで、お尋ね致します。

この浄化施設は、何処の水を1日、何トン浄化し、どのような環境改善が期待されるのか?

また、施設ですから維持管理費が発生致しますがこれは全額千葉県が負担することになるのかお答え下さい。

そして、この浄化施設場内の上部利用として公園などが検討されていることと思いますが、今後の事業スケジュールを含めて、どのような方針で事業が進められるのかお答え下さい。

(2)と致しまして衛生害虫(ユスリ蚊)についてお尋ね致します。 

真間川・大柏川沿線住宅区域において、衛生害虫、特にユスリ蚊の被害が深刻化しております。

ユスリ蚊は、蚊ではなく、ハエ目に属するハエの仲間で、血を吸う虫ではありませんが、春先や秋になると成虫が大量発生して蚊柱をつくり飛んでいる光景が一般的に知られています。

真間川・大柏川沿線の住宅地域では、このユスリ蚊が、灯りや風により、室内に大量に侵入する被害や、洗濯物に付着する被害が発生しております。

ユスリ蚊は10日程で死に至りますが、その死骸が花粉の様に空中を漂い、ぜんそくの原因になるなど、最近では、アレルギー疾患の原因、アレルゲンとしても問題視されております。

このユスリ蚊の被害が深刻な地域では、家の外壁一面に大量のユスリ蚊がたかって、外壁なのかユスリ蚊なのか分からないような状態になり、また雨戸を閉めようとすると大量のユスリ蚊が部屋中に侵入して飛び回わり、食事ものどを通らなくなるような状況があります。

(1)で伺いました大柏川浄化施設の可動に伴い水が浄化されることにより、たくさんの魚がこの大柏川に戻り、その魚がユスリ蚊の幼虫であるアカ虫をエサにすることで、多少の減少は期待できますが、そのようなことを言っていたのでは、解決はイツになるのかわかりません。

ユスリ蚊の駆除方法と致しましては、発生源となる水路や貯水槽などに沈殿した泥を取り除くことで、幼虫や卵の除去が可能となり効果的であります。薬剤を使用することも考えられます。

他市ではユスリ蚊の飛散を抑える為の工事を市の単独予算で行っています。

そこで、この衛生害虫であるユスリ蚊の今後の検討課題と対応・対処方法についてお答え下さい。