無電柱化に挑む

 

市川市には、狭くて危険な歩道・道路が非常にたくさんあります。

交通量が多く、大型車が行き来する幹線道路でさえも狭くて、歩道も狭いところがたくさんあります。通学・通勤時は、狭い道路に多くの車、バイク、自転車、歩行者が行き交い大変危険な状態です。

また、整備がされていない歩道は、ベビーカー、車椅子、障がい者、高齢者の方にとっても非常に危ない状況です。

このような状況を改善するため、県議会では、危険道路(歩道)の改善について、継続的に議会活動を行い、道路・歩道改良に努めてまいりました。

道路(歩道)改良については、大きな解決策の一つとして無電柱化があります。

無電柱化によって、歩道や道路は広く使うことができ、見通しも良く、安全性が向上します。

バリアフリーにもなります。

そして忘れてならないのは、災害が起きた時、電柱は命に関わることもあるということです。

阪神淡路大震災では電柱の9割が倒れたと言われ、東日本大震災では約56千本の電柱が被災し、倒れた電柱(電線)は、救命・復旧作業の妨げになったと言われております。

また、倒れた電柱や電線は感電事故、火災にもつながる恐れがあります。

これからは、道路改良工事や新道をつくる時には必ず無電柱化を視野に入れ、無電柱化の取り組みを進めていかなければならないと思います。

無電柱化によって、狭くて危険な歩道を順次整備し、通園、通学、通勤、通院、高齢者、障がい者、ベビーカーなど、全ての市民が使いやすい歩道にすると同時に自然災害にも強いまちづくりに挑んでまいります。