ゆく年くる年

今年も残すところ数日となりました。
2024年は、1月1日に最大震度7を観測した能登半島地震が発生し、その後被災地は豪雨にも見舞われ、今なお、多くの方が厳しい生活を余儀なくされています。
4月には、愛媛・高知で震度6弱の地震があり、8月には宮崎で震度6弱の地震が発生し、初の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。
災害によりお亡くなりになられた方々、ご家族の皆様に衷心よりお悔やみ申し上げます。
また被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今年も災害の多い日本で暮らしていることを強く意識する一年となりました。
千葉県が実施する県政に関する世論調査では、「災害から県民を守る」という、県政要望が10年以上連続1位となっており、県民のみなさまの災害に対する関心の高さが現れています。
阪神・淡路大震災が発生したのは私が20歳のころで、報道でしか見聞きできませんでしたが、その惨状が忘れられず、大切な命や生活を一瞬にして全て奪っていく災害恐ろしさが強烈に胸に刻まれ、その対策の重要性について忘れることができません。
2004年に発生した新潟県中越地震ではボランティアとして初めて現地に入り、被災状況を目の当たりにし、被災者の方々の心情や過酷な避難生活を肌身で感じました。
私は、政治の役割は、市民の命や生活を守ることにあると思います。
災害対策は予算がかかりますが、平常時にはその効果を実感できないことから後回しにされる恐れがあります。
いざというときに、備えができていなければ、県民・市民の命や生活を守ることはできません。
千葉県議会においても何度も災害対策について質してまいりました。
しかし、まだまだ足りないところが多くあります。
来年は、阪神・淡路大震災から30年が経ちます。
千葉県として、この30年で何が対策できているのか、教訓は生かされているのか。
徹底して使命感をもって、臨んでまいりたいと思います。
その他、先ほどの県政に関する世論調査では、2位高齢者の福祉充実、3位子どもの育成支援の充実、4位医療サービス体制の整備、5位公共交通網(バス・鉄道)の整備となっています。
いずれもみなさまの貴重な声であり、命や生活に直結した重要な政策です。
政治の原点は“市民の声”です。
みなさまの声としていただいていた、救命救急センターの指定やJR本八幡駅と東西線南行徳駅の2駅のホームドアの設置、危険道路の改良などなど、実現しています。
これからも県民のみなさまの声をカタチ(政策)にかえ、県政を動かしていかれるように日々努力してまいります。
そして、“政治は誰のためにあるのか!?”
この初心を忘れることなく、市民目線で、厳しく県政を質してまいります。
坂下しげきの背中を押してくれるのは皆様の「声」のみです。
引き続きご指導、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
最後になりますが、今年もみなさまからいただきました数々のご声援やご指導に心から謹んで御礼申し上げます。
毎朝、市内各所の駅前でご挨拶をさせていただいておりますが、温かいご支援に本当に感謝しております。まことにありがとうございます。
来年も引き続きご支援賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
来年がみなさまにとりまして、吉き年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。