ゆく年くる年

こんばんは、坂下しげきです。

平成22年も残すところ僅かになり、新年を迎えようとしております。


今年一年を振り返ると様々な出来事がありました。


皆様の胸にも様々去来するものがあると思います。

政治の舞台では、政権交代から1年が経ち、その民主党政権が内憂外患を抱え身悶えしており、国民の政権への期待が薄れつつあります。



国民に大きく期待された政権交代であったために、この期待感の薄れが「政治全体への不信感」に繋がるのではと憂慮しております。


「政治は誰がやっても変わらない」

という「政治不信」が広がると、多くの国民が政治的無関心に陥ってしまい、選挙の投票率が大きく下がってしまいます。



投票率が低くなればなる程、「国民のための国民の政治」を行うことはできなくなり、既得権益が跋扈するようになります。


私は、常に「政治は誰のためにあるのか?」という問いかけを続けております。



「政治は、国民・市民のためにある」という、当たり前のことができていないことが、今の政治不信の根底にあるのだと思います。

私が議席をお預かりしている地方議会は、二元代表制です。


国(国会)は、議院内閣制であることから、衆議院の多数党(与党)が内閣を組織(国会が内閣総理大臣を指名)するため、多数党は政権与党となり、内閣と政策を一にします。


しかし、二元代表制の地方議会では、行政の長である首長(市長や県知事)と議会(議員)は、ともに住民が直接選挙で選ぶという制度です。



従いまして、地方議会には制度上、与党も野党もありません。



首長も議員も住民のためだけに個々に職責を果たしていくものです。

たとえ議会で私一人になっても、市民のためだけの行動、質疑をしていかなければならないのです。


しかし、残念ながら全国的に二元代表制の意義を理解していない議員も多く、地方議会に「与野党」の構図を持ち出すこともあります。


議会の多数が「市長与党」化してしまうと、首長と議会が適切な緊張関係を保てずに、議会が首長の追認機関に成り下がってしまう場合があるのです。


議員は、市民の方から大切な議席をお預かりしている以上、市民目線で、市民のためだけに活動すべきことは言うまでもありません。


自分が信じる行動を貫きとおすと、時に非常に苦しい立場に置かれる場合もあります。



そんな状況があっても、私が28年間、徹底した議会質疑を行ってこられたのは、

「みなさまの温かいご支援(ご意見・ご要望)があったから」こそできたと感謝しております。

(議会質疑総数106議案、総時間2,104分。議員平均の約7倍)


平成234月は、統一地方選挙があります。


日本全国の多数の地域で、地方議会の議員選挙、首長選挙が行われます。

私は、千葉県政の改革に着手したいと考え、千葉県議会議員の候補者となる決意し、記者会見(1214日)も行ったところです。


国政も大切な選挙ですが、地方議会の選挙も私たちの最も身近な生活を左右する重要な選挙です。


今では地方分権一括法の下、地域主権化が進んでおります。


同じ日本でも、行政・議会の能力次第で、私たちの住む地域の税負担や受けられるサービスが異なってしまうのです。



行政・議会の能力が低ければ、隣の市と比べて、「負担が多くて、サービスが低い」ということがありえるのです。


政治を決めるのは、市民の力です。


国の借金は900兆を超え、千葉県の借金も26千億円を超えています。


危機的な財政状況です。改革に猶予はありません。


このままでは、千葉県は自力でサービスを維持・向上させていくことは困難と言えます。


一刻も早く、財政を建て直し、市民が必要なサービスを安定的に提供できるよう、政策転換をしなければなりません。

千葉県財政を建て直すには、旧態依然の政治体制では限界です。



しがらみを一切断ち切って、ゼロベースで見直す必要があると思っております。


政治を変えられるのは、有権者の力です。


私一人の力では及ばないこともありますが、誠心誠意努力してまいりたいと思っております。何卒応援をお願いいたします。


平成23年も引き続きご指導・ご支援賜りますよう、切にお願い申し上げます。



皆様とご家族の皆々様のご健康とご活躍を心より祈念申しあげます。


※ホームページは只今リニューアル工事中です。1月中を目途に全面開設を目指しております。もうしばらくお待ちください。