ゆく年くる年 2017

 

 

 

ゆく年くる年 2017

 

あとわずかで2017年が終わり、新しい年を迎えます。

今年一年を振り返ると様々な出来事がありました。

皆様の胸にも様々去来するものがあると思います。

 

今年も各地で異常気象が続き、九州北部豪雨災害をはじめ多くの方が被災しました。

台風21号では市川市にも影響が及びました。

1年以上経った熊本地震、まもなく発生から7年になる東日本大震災の被災者の方には、2018年の新年も仮設住宅で迎える方がいらっしゃいます。

自然災害は、多くの人々のかけがえのない“命”や“日常”を一瞬にして奪ってしまいます。

行政、政治の第一歩は、人々の命・生活を守ることにあると思います。

市川市では救命救急医療の充実も急がなければなりません。

市川市には重篤な患者に対して高度な医療技術を提供する救命救急センターがありません。

万一、大切な人が事故や病気で倒れ、数分を争うときに、十分な医療が受けられるかどうかは、非常に重要なことだと思います。

「もし、松戸市や船橋市、浦安市で倒れていたら助かったのに、市川市では助からなかった。」このようなことは、絶対にあってはならないことだと思います。

行政は、どんなリスクにも対応して、市民の命と生活を守っていかなければならないと思います。

そして、非常時だけではなく、日常においても市民の生活を守り、住みやすい環境をつくっていかなればなりません。

市川市には多くの課題があり、子育て支援、待機児童解消、高齢者支援、障がい者支援、渋滞解消、交通不便地域の解消、危険道路・歩道の整備、ゴミの問題などなど、市民の方が望む政策が沢山あります。

私はこれらの課題に市民の皆様の声を大切にしながら、挑戦していきたいと思っております。

 

私は、今までの14年間、市民の声に従って行政を動かすために、議員として日々活動してきました。

限られた予算の中で市民本位の政策を優先的に実行していこうとすると、今まで行政がかたくなに守ってきた枠組みや慣習を大きく変えていく必要があります。

その結果、既得権と闘うことになります。

現状を変えること=改革には、守旧勢力や既得権との闘いが必ず生じてきます。

市議会、県議会で14年間議会活動をしていますが、この闘いはいつも孤独であり、想像以上の反発があります。

しかし、活動し続けることによって、少しずつ変化が生まれてくるものであると思っています。

実際に、市議会、県議会では私の議会活動で実現した市民本位の政策がいくつもあります。

改革の成果は、なかなか可視化できず、理解されない場合も多いと思います。

しかし、市議会、県議会での実績や活動を見ていてくださる方々がいて、今回市長選挙に立候補することができたと思っています。

今回の市長選挙においても守旧勢力からの想像を絶する大きな反発があり、大変苦しい戦いとなりましたが、歩みを止めるわけには行きません。

市民目線の市政実現を阻む勢力がいる以上、私は、挑み続けなければならないと思っております。

 

私は、市長になって、市政を市民に取り戻し、市民が本当に望んでいる政策を実現し、市民の命や生活を守っていきたい。

そのチャンスを市民の皆様に与えていただきたい。そう強く願っています。

選挙での一票が確実に私を支え、歩みを進める力となります。

 

今回の市長選挙では、私の力が及ばず再選挙となり、責任を痛感し、心より深くお詫び申し上げます。

 

新年は、反省を活かしつつ、再選挙を「再び市民の皆様の声を聴けるチャンス」ととらえ、心新たに再出発したいと思っております。

 

市民本位の市政を取り戻すためには、守旧勢力との大きな戦いが続きます。

私の背中を押すのは、唯一市民の皆様方の声のみです。

どんなことがあっても市民の声が市政を動かし続けるように、ひるまず挑んでまいります。

 

何卒、これからもご指導・ご支援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます。

 

最後になりましたが、私の活動にご支援・ご声援いただきました皆様方に心からの感謝を申し上げ、今年最後のご挨拶とさせていただきます。

 

皆様方の2018年が輝かしい一年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

佳いお年をお迎えください。

 

坂下しげき