救命率の向上、消防力の強化 に挑む!

救命率は、心停止後、一分経過するごとに7%から10%低下すると言われています。
救急車の平均搬送時間は、全国平均 39.4 分に対し、千葉県は全国平均より約5分長い、44.6分となっています。
更に市川市では、救急車の現場滞在時間が長い傾向にあり、救急搬送に相当な時間を要している状況にあります。
現場滞在時間が長い原因としては、市川市には、高度な救命救急医療を行うことができる医療機関がないため、受け入れ先の病院が決まるまでに相当な時間を要し、搬送が遅くなるという側面があります。(昨日の記事をお読みください)
1分1秒を争う救急現場においては、非常に重大な問題であると思います。
その他の要因としては、救急車が現場に到着するまでの支障となる道路渋滞の解消も重要な課題です。
そして、救急車や消防車が常にベストな状況で、迅速に始動できる消防体制の強化も必要です。
市川市では長い間、救命率、消防力の強化に関する予算が十分に配分されていません。

また、地震が起こった場合の大規模火災に対する備えも十分ではないと思います。
例えば、震災時の大火を防ぐために消防用水を大量に確保する必要がありますが、十分な対策がとられていません。
水は、地震による水道管の破裂などで使用できないことが想定されます。更に大火に備えた十分な水を確保する防火水槽等も不足していると思います。
他市のように河川や海水も使用できるような大規模消火システムを構築する必要があると思います。
阪神淡路大震災の教訓を忘れてはならないと思います。

いざという時に行政は、市民の命と生活を守らなければなりません。
市川市の救命救急体制、災害対策は、他市に比べ十分ではないと思います。
今までの市川市では達成することができなかった「市民の命・生活を守る政策」の実現に向けて果敢に挑んでまいりたいと思います。