市内施設におけるAED、フリーWIFIの設置、分煙化の促進

 

救急自動車の現場到着所要時間は、全国平均で8.6分です。これに対し、救命率は心停止後1分経過するごとに7%から10%低下します。つまり、救急車が到着する8分が経過しますと、救命率は約20%まで低下する計算になります。また、心臓が血液を送らなくなると、3分から4分以上で脳の回復が困難になるとも言われております。しかし、早い段階での適正な心肺蘇生法とAEDの効果によって、救命率は大きく回復すると言われています。

千葉県では、「千葉県AEDの使用及び心肺蘇生法の実施の促進に関する条例」が平成29年4月1日に施行されました。この条例は、誰もがためらうことなく心肺蘇生法の実施及びAEDの使用ができる環境を整備し、一人でも多くの方の命を救うことを目的として、議員提案でつくった条例です。私も自民党千葉県連のプロジェクトチームの事務局長として条例の制定に携わってまいりました。

AEDの使用は、救命や社会復帰の点ですぐれた効果を発揮いたしますが、一般市民によって実施される件数が極めて低い状況にあります。従いまして、AEDの使用率を上げ、人命救助に繋げるためには、使用方法の普及と設置数を増やすことが重要になります。

大切な人の命を救うため、一般の方がAEDをためらうことなく利用できるよう、講習等の機会を増やし、これと同時に身近な公共施設、避難所、学校、公共交通機関等にAEDを設置していきたいと思っております。

 

また、現在は誰もが情報通信技術を手軽に利用できるようになり、災害情報や市政情報、学校の情報等をSNS等によって取得することが多くなっています。

ICTインフラの中でも災害に強いのが公衆無線LANWi-Fi)です。

Wi-Fiは、災害等で電話回線が利用できない場合でもインターネットにアクセスしやすい特性があります。Wi-Fiの整備が進めば、スマートフォン等が急速に普及していることから、市民の方が災害時でも効果的に情報を受発信する環境が整います。
平時においても子育て、教育、福祉、医療、観光、生活関連情報等の収集に貢献できるものと思います。

 

また、市民生活の向上に関してご意見が多いタバコの「分煙の徹底」についても推進してまいりたいと思います。

 

市川市の生活環境が向上し、命や生活の質を向上させることができるよう、各種政策に挑んでまいりたいと思います。