2004年9月10日第3日目 補正予算

2004910日第3日目
補正予算
 
議長
これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
 坂下しげき議員。
 
通告に従いまして質疑をさせていただきます。
 歳出全般における需用費、施設修繕料について、その性質についてお尋ねいたします。需用費、施設修繕料の性質としては、まず将来に備えた予防的、計画的な修繕と、老朽化などにより現在のふぐあいに対する応急措置的な修繕があります。また、施設修繕料の性質としては、案件により、需用費、消耗品費、もしくは工事請負費と、区別が難しい点があります。したがいまして、この2点について、今回の補正予算全体にかかわる施設修繕料の内容についてお尋ねいたします。
 


 まず、1点目の修繕の性質に合わせた予算計上の時期でありますが、補正予算は、当初予算に対して、予算の調製後に生じた事由に基づいて、既定の予算に追加、その他の変更を加える予算というものでありますので、通常、補正予算に計上される修繕は応急措置的な修繕が計上されたものと考えられます。そこで、議案の補正予算の施設修繕料について、予防的、計画的な修繕と応急措置的な修繕では、どのぐらいの割合で計上されているのかお答えください。また、市川市の予算計上の姿勢として、施設修繕料について、予算計上する時期とその理由についてお答えください。
 2点目の消耗品費と工事請負費の支出区分についてお尋ねいたします。施設修繕料は、家屋等の小修繕で、請負にまで至らないものが該当し、大修繕、改築等は工事請負費になります。また、消耗品費との支出区分では、一般的に目的が修繕にあり、役務と材料とによって成り立つ場合には修繕とされております。今回の補正予算の施設修繕料について見てみますと、設計までは予算書から確認できないので断定はできませんが、新たな事業を行うための施設の改修や比較的規模の大きい修繕、あるいは撤去作業が含まれる器具の設置や照明の交換について、修繕料で計上されております。例えば、行政運用例では、照明ランプの交換などは消耗品とされ、建物の形状を変えない修繕で10万円程度のものであっても、修繕の程度のいかんによっては工事請負費とされるものであります。老朽箇所の取りかえは基本的には修繕になりますが、規模にもよりますし、施設そのものの形状を変えるなど、現在と使用目的が大幅に変わるような施設の改修は工事請負費とされる場合が多いなど、区分が難しいところであります。一般的に修繕料は、軽微な補完的な、いわゆる修繕に当たって使うものなので、適宜判断が必要になります。そこで、今回の補正予算で施設修繕料として計上されたものについて、施設修繕料とした主な理由についてお答えください。
 次に、コミュニティバス導入検討委託料についてお尋ねいたします。コミュニティーバスの導入については、以前から議会でも議論されておりましたが、職員による検討会議を経て今回この委託料の計上になったということですが、まず、委託に至るまでの経緯といたしまして、職員による検討会議の結果についてお答えください。次に、委託の内容及び委託期間の予定についてお答えください。最後に、委託先についてはどのような請負者を考えているのかお答えください。
 以上、第1回目の質疑とさせていただきます。

 
財政部長。
 
需用費の施設修繕料についてのお尋ねにつきましてお答え申し上げます。公共施設の維持管理につきましては、施設を良好な状態で維持していくために、常にその状況の把握に努めまして、必要に応じて維持補修を行ってきているところであります。そういう中で、需用費の施設修繕料につきましては、この維持補修に係る経費として予算計上をしているところでありますが、一例をちょっと申し上げますと、ここ何年かの当初予算にどのくらい施設修繕料を計上しているかということを申し上げますと、例えば平成13年度では、おおよそでありますが6億7,000万円、それから14年度では7億7,000万円、15年度では約8億円、ことしの当初予算では約8億4,000万円、このように計上しているところであります。この予算計上に当たりましては、ご質問者からもご指摘がありましたように、事前に修繕箇所を定めて必要な額を計上している施設、あるいは修繕箇所を定めずに応急的に対処する予算を計上している施設、さらにはこの両方を計上している施設と、予算の計上内容はその施設によって異なっているところでありまして、特にこの当初予算編成時に、計画的な修繕につきましては事前に見積もりをとりまして計上をしているわけでありますし、またその応急的に対応する経費につきましては、これらの施設の過去の実績等々を勘案しながら、できるだけ当初予算に計上するように努めているところであります。
 この施設修繕料を計上する時期というお尋ねでありますが、この施設には義務教育施設、あるいは社会教育施設等々、多種多様な施設があります。常に良好な状態を保つという考え方に沿いまして、当初予算編成時に必要と見込みました経費を毎年度当初予算に計上させていただいているところであります。
 このように、1年間を見据えた上で予算計上をしているところでありますが、道路補修あるいは公園の施設の修繕などは、市民からの修繕要望が年々増加傾向にあること、あるいは施設によりまして、老朽化等に伴いまして、当初に予測できなかった、あるいは予期できなかった修繕が年度途中に発生するケースも見受けられることなど、当初ではとらえ切れない要因も実はありますので、道路の補修あるいは公園の施設整備など、市民の要望の多い施設等を中心に緊急に対応しなければならない修繕費につきまして、今回補正予算に計上させていただいた、このようなことであります。
 今回、補正予算で計上をさせていただいております施設修繕につきましては、保育園の屋根の修繕、あるいは保育室の改修、市内各所の道路の補修、さらには夜間の交通安全、あるいは防犯対策に向けた街路照明灯の修繕、公園のフェンス、ベンチ、遊器具等の修繕費、こういったものを計上させていただいているところであります。これらの施設の修繕料につきましては、当初予算でも計上しているところでありますが、年度間の支出の見込みをとらえたところ、いずれの事業費も不足が見込まれる、また市民生活にも直接かかわる事業ということで、緊急に対応する必要があること等から、今回補正の計上ということになったものであります。また、この施設の維持補修費につきましては、1年を通じて施設を良好な状況に保つための経費でありますから、当初予算編成時にはなるべく手当てをしておくべき経費ということは当然私どもも認識をしているところであります。ただ、対象となる施設が多岐にわたりまして、修繕範囲が広いことなども、年度途中においては、またつかみ切れない、こういったこともありますので、この内容によって補正で対応させていただく、このことにつきましても、ぜひご理解をいただきたいというふうに考えております。
 また、工事請負費と施設修繕料との差と申しましょうか、区別でありますが、この施設修繕料と工事請負費の関係につきましては、確かに区別しにくい面がありますが、一般的には工事請負費として支出されるべきものにつきましては、建造物、工作物の新築、増築、移設、開設、改築などのように、工作物そのものをそのものの位置、あるいは形状を変更するといった作業を伴う場合を想定しているところであります。また、施設修繕料につきましては、工作物の位置や形状は原則として変更せずに行われるものを想定しておりまして、修繕の方法が請負の形をとるか否かは問わないものというふうにされております。したがいまして、大規模改修、改築等を除いては、工作物を原状回復するために実施するものは基本的に施設修繕料で賄う、このように理解をしております。
 そこで、今回工事請負費でなく施設修繕料で補正予算に計上した理由というお尋ねでありますが、この予算を計上させていただいた内容を個々に見てまいりますと、保育園費におきましては、東大和田保育園の屋根が4月に発生した強風によりまして破損したことから、これを復旧するもの、また平田保育園の保育室の床や壁を修繕するもの、さらには土木費の道路橋りょう費の道路橋りょう維持費では、市内各所の道路の段差、あるいは陥没など緊急に対応する経費ということから、これは1件単位ではございませんで、発生した都度補修をするという、こういう経費でございます。また、交通対策費の施設修繕料につきましては、先ほど若干触れましたけれども、街路照明灯の球切れ、あるいはそれらの修繕、これらの経費の不足額、それから都市計画費の公園費でありますが、これはフェンスやベンチ、遊器具等の修繕、これらにつきましては、1件当たりの修繕はやや大きいものもあるところでありますが、1つの修繕で全体を、全額を賄うということではなくて、施設のいずれも原状回復を目的とする、そういった修繕に充てる経費であることから、今回施設修繕料で予算計上したものであります。
 以上であります。

 
道路交通部長。
 
コミュニティバス導入検討委託料の3点につきましてお答え申し上げます。
 まず、今までの検討内容をご説明申し上げます。これまで市民の方々から新しい交通手段としまして、コミュニティーバス導入の要望などが数多く寄せられております。このことから、昨年8月に建設局内外の職員9名の構成によりますコミュニティバス研究会を発足させております。主に既存の資料や先進市の資料をもとに、検討対象を市内全域といたしまして、バス交通の位置づけなど、さまざまな角度からコミュニティーバス導入の実現の可能性につきまして、課題、問題点を明確にする作業を進めてまいりました。研究会の開催につきましては、平成15年8月から16年2月までの間に、6回にわたりまして検討を行ってまいりました。その検討結果でございますけれども、コミュニティーバスの導入目的としましては、交通空白・不便地域の解消として、移動制約者の利用を考慮するものの、採算性も留意しながら、だれでも利用しやすいコミュニティーバスとするほか、廃止路線の補完や公共施設のアクセス向上、市街地における商業活性化や地域間交流の増進、福祉的な交通手段の位置づけなどを目的としまして、またコミュニティーバスを導入するための課題といたしましては、交通空白地域、交通不便地域の方々の利便性を確保する、定時性、安全性が確保できるものとする、利用しやすさを追求する、継続性の確保を図る、利用の促進策を講じる、採算性にも配慮する、市民参加のもとで導入するといった課題が整理されたところでございます。
 続きまして、委託内容でございますけれども、調査業務委託の内容につきましては、まず大きく1点としましては、望ましいバス路線網の検証といたしまして、これまで市議会、市民、バス事業者などから提案されているルートに対しまして、それぞれの課題対応を含めた検証も行いまして、大きく2点目としましては、事業推計と事業採算性の検討を行い、また市川市のコミュニティバス導入事業計画の策定としましても、運行計画の策定、事業手法の検討などを含め、大きく4点目としましては、コミュニティーバス導入効果と導入課題の整理といった内容での委託を発注する予定でございます。なお、委託期間でございますけれども、年度内ということでございましたので、私ども、平成17年3月を予定しております。
 3点目の委託先のお尋ねでございますけれども、補正予算が成立後、直ちに発注することになりますが、業者選定に当たりましては、コミュニティーバスの運行計画などを手がけた業者を選定いたします。もちろん指名に当たりましては、市川市の入札参加業者適格者名簿に記載されている業者であり、なおかつ実績のあるということでございますので、全国で数多くこのような調査をしていますので、そのような情報を確保しながらその実績を確認した上で指名をさせていただいて、指名競争入札とさせていただきたいと考えております。
 以上でございます。

 
坂下議員。
 
ご答弁ありがとうございました。再質疑をさせていただきます。
 まず1点目といたしまして、ご答弁によりますと、今後はますます修繕料の増加が予想されるわけでありまして、財政上の問題となると思われますが、今後の市川市の施設修繕料の増加については、どのようなデータがあるのかお答えください。
 2点目といたしまして、応急措置的な修繕料のお話もありましたが、本当に緊急であれば、予備費などがありますが、そこまで緊急でなければ計画的に当初で計上した方が、市民の安全利用の確保の観点から言いますと必要であると考えられます。例えば、先ほど永池部長のご答弁にもありましたが、今回補正計上されている東大和田保育園においては、築35年を経過していると。また、雨漏りを起こしている。雨漏りだけでも深刻でありますが、屋根が老朽化して崩れたら一大事であります。当初予算で計上して早目に修繕する必要があったのではないでしょうか。したがいまして、何を当初で先に執行するかという予算編成の基準はどのようなものかお答えください。
 3点目といたしまして、昨年、決算で気づいたことなんですが、市川市は予算が事業別ではないのでわかりにくいのですが、実際に2つの部にまたがる事業で、その事業が類似事業であるにもかかわらず、節区分の違うものなどがありましたが、施設修繕料につきましても、消耗品費や工事請負費などと区別するために、総合的に精査する過程はどのようなものになっているのかお答えください。
 4点目といたしまして、施設修繕料と工事請負費で予算を執行する際の事務手続に相違点があればお答えください。
 5点目といたしまして、これもまたご答弁にありましたが、平田保育園の修繕は管理人室を一時保育所として使うための修繕であると聞いておりますが、これは部屋の形状を全く異なったものに変えるというような工事ですので、性質上工事請負費でも可能であると考えられます。これを施設修繕料としたその理由についてお答えいただければと思います。
 また、東大和田保育園の屋根の改修も規模が大きく、撤去作業も含まれると推測されますが、このような工事を修繕で計上した理由についてお答えください。また、街路照明灯の球切れの交換についても、支出区分は施設修繕料であるとお考えなのかお答えください。
 以上、2回目の質疑とさせていただきます。

 
財政部長。
 
6項目のご質問だったかと思います。
 1点目の、施設修繕料の増加傾向がある、このようなご質問でありました。今後のデータについてどうなっているのかというご質問でありますが、施設修繕料につきましては、初回のご質問にお答えしたとおり、計画的に修繕をする部分と、それから過去の修繕料をベースに計上する2つの方法が実はあるわけでありますので、直接この年度に幾らの修繕費を計上する、そういったデータは現在持ち合わせておりません。
 それから、緊急的に実施する修繕につきましては予備費を使ってはどうか、そういうようなご指摘がありました。この辺につきましては、まさにご質問者のおっしゃるとおりだと思います。ただ、予備費だけではなくて、例えば施設のいわゆる節内の相互の予算のやりくりとか、そういったこともありますので、緊急的にどうしてもやらなきゃいけないものにつきましては、やはり即刻対応する必要がある、このように認識しているところであります。
 それから、予算は事業別である、こういうことで節区分の統一がされていない部分があるのではないか、このようなご質問でありますが、これにつきましては、予算編成時に十分内容を精査いたしまして、そのようなことのないような対策を現在もやっておりますし、今後も注意してまいりたいというふうに思っております。
 それから、工事請負費といわゆる施設修繕料の手続の差ということでございますが、例えば工事請負費で申し上げますと、まず設計をいたしまして、工事の執行伺い、それから入札、契約、このようになっております。施設修繕料につきましても基本的にはそのような経緯をたどるものと、このような理解をしております。
 また、平田保育園と東大和田保育園、それから最後の球切れについては、工事請負費あるいは施設修繕料ではないのではないか、このようなご指摘でありますが、これも先ほど答弁をさせていただきましたように、この区分につきましては、確かに非常に区別しにくいという面がありますが、先ほどお答えをしたとおり、工事請負費として支出されるべきものは、例えば建造物、工作物の新築、それから増築、移設、改築などのように、工作物そのものの位置あるいは形状を変更するといった作業を行う場合を想定しておりまして、施設修繕料につきましては、位置、形状は原則として変更せずに行われるものを想定しております。修繕の方法が請負の形をとるか否かは問わない、このようなことでありますので、ご理解をいただければと思います。
 以上でございます。

 坂下議員。
 
ご答弁ありがとうございました。
 施設修繕につきましては、学校、本庁舎を初め市の施設等は老朽化してきております。道路や建物など、修繕計画をしっかり立てて市民の方の安全性を重視した予算計上をしていかなくてはなりません。
 そこで、再度1点だけお尋ねをいたします。何を先に計上するかですが、緊急性の度合いについて、明確な基準がわかりにくいので、予算の大きなスタンスとして、当初予算時に各行政組織ごとに枠配分を行っているとのことですが、緊急的な重大事案については款を超えた調製が必要であると考えますが、そのようなことは枠配分に考慮されているのでしょうか。市民生活の安全性を重視した結果の補正というより、枠配分におさまり切れなかったものが結果として補正に回されている印象を受けますが、その点についてお答えください。
 
 
財政部長。
 
優先順位と枠配分の問題でありますけれども、あくまでもこの施設修繕につきまして、大規模なものに関しましては、当然枠配分の対象外ということでありましょうし、また緊急性の問題につきましては、私どもも現場をよく見させていただいております。その現場の状況によりまして対応してまいりたい、このように考えております。
 以上であります。

 
議長
 
よろしいですか。
 暫時休憩いたします。
午後0時7分休憩
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午後1時3分開議

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