ゆく年 くる年
平成24年もあと僅かで終わろうとしています。
無事に新年を迎えられることに感謝したいと思います。
過去を振り返れば、私たちは、先人の方々の貴重な血や努力によって今の生活を得ているのだとつくづく思います。
決して無駄な努力や人生、あるいは死に方は、「ない」と信じます。
先人や先祖への感謝の気持ちを忘れずに、私たちは絶えず歩み続けなければならないと思います。
12月16日に行われた衆議院選挙の投票率は、戦後最低の59.32%でした。
今の日本では20歳以上の男女に当たり前のように選挙権があります。
しかし、みなさまご承知のとおり、男女すべてが平等に選挙権を勝ち取るまでには、世界でも日本でも壮絶な道のりがあり、先人たちの犠牲の上に今の私たちの選挙権があります。
今この時も世界のどこかの国で参政権を争い、血が流れているかも知れません。
今の日本では当たり前の選挙権かも知れませんが自分たちの生活を守るため命を懸けて勝ち取った権利であることを忘れてはいけないと思います。
今回の選挙では、“自分が投票してもしなくてもどうせ政治は変わらない”と思い、棄権された方も多かったと思います。
しかし、政治を動かすこと変えることができるのは、選挙であり、選挙以外で政治の根本を変えることはできません。
まとまった投票行動は既得権益にとっては恐ろしいものであり、投票率が高まれば政治が民意により近づきます。
つまり有権者が実質的に政治を動かすのです。
私も議会において、個人の無力さ多数決の辛さを感じることもあります。
自分と同じ意見の議員が議会の多数を占めなければ政治を大きく動かすことはできません。
しかし、有権者の方々のご理解が得られ私と同じ意見の議員が少しずつでも増えればいずれ政治は動くものと信じて日々闘っております。
この苦しい情勢を変えることができるのは有権者の方々の投票行動であると思います。
私どもは、皆様の投票行動を満足させるような議会活動を行い信頼を得るために日々努力を怠ってはいけないと思います。
来年も何事も恐れず、選挙でお預かりした一票一票を思い議会活動に邁進してまいりたいと思います。
最後になりましたが今年も皆様方に多大なるご支援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。
まことにありがとうございました。
新しく迎える年が皆様方にとりまして、幸せで健康な年でありますよう、心よりご祈念申し上げます。
良いお年をお迎えください。
感謝
千葉県議会議員 坂下しげき